記事 / 株式投資 / Vol. 364
— 株式投資 · 2026.06.02

株チャートパターン入門|初心者必須の基本形

fp.c-ande-jack 認定CFP · 副業投資家 投資歴 10年 6 MIN READ · VIEWS 0

初心者必見!ダブルトップ・三角保ち合いなど株の基本チャートパターンを実例つきでわかりやすく解説します。

チャートパターンって何?まずは基本を理解しよう

株式投資を始めると「チャートを読む」という言葉をよく耳にしますよね。でも最初は何がなんだかわからない…そんな方も多いはずです。

こんにちは、CFPのたけちゃんです!今回は初心者が絶対に覚えておきたいチャートパターンをわかりやすく解説します。チャートパターンとは、株価の値動きが描くグラフの「形」のことで、過去の相場の経験則から「この形になったら次はこう動きやすい」という傾向を示したものです。

完璧な予測ツールではありませんが、エントリーや利確・損切りのタイミングを判断する強力な補助ツールになります。まずは代表的な3つのパターンをしっかり押さえましょう!

① ダブルトップ(天井サイン)

ダブルトップは、株価が高値をつけた後に一度下落し、再び同じくらいの高値をつけてまた下落するパターンです。チャートが「M字」に見えることからMパターンとも呼ばれます。

このパターンが出現したら、上昇トレンドの終わりと下落トレンドの始まりを示すサインとして注意が必要です。ネックライン(2つの山の間の谷の最安値)を終値で明確に下抜けたとき、売りシグナルと判断するのが基本です。

ダブルトップのポイント
– 2つの山の高値がほぼ同水準であること
– ネックラインを明確に下抜けるかどうかを確認
– 出来高が2つ目の山で減少していると信頼性UP

② ダブルボトム(底打ちサイン)

ダブルトップとは逆に、株価が安値をつけた後に一度上昇し、再び同じくらいの安値をつけて上昇するパターンです。「W字」に見えることからWパターンとも呼ばれます。

下落トレンドの終わりと上昇トレンドの始まりを示すサインです。ネックライン(2つの谷の間の山の最高値)を終値で明確に上抜けたとき、買いシグナルと判断します。

③ 三角保ち合い(エネルギー蓄積サイン)

三角保ち合いとは、高値が切り下がり・安値が切り上がることで、株価の値幅がだんだん狭くなり、三角形に収束していくパターンです。

これは相場が「次の方向性を探っている状態」で、エネルギーが蓄積されているサインです。三角形の頂点に近づくほど、ブレイクアウト(上下どちらかへの急騰・急落)が起きやすくなります。

記事内画像1

チャートパターンの実践的な使い方と注意点

チャートパターンを覚えたら、次は実際にどう活用するかが大切です。ここでは実践的な使い方と初心者がハマりやすい落とし穴を解説します。

チャートパターンを使ったエントリー戦略

基本ルール:「確定してから動く」

よくある初心者の失敗が「パターンが完成する前に飛びつく」こと。例えばダブルトップを見て、ネックラインを割る前に売ってしまうケースです。パターンは必ず確定(ブレイクアウト)を確認してからエントリーするのが鉄則です。

三角保ち合いのブレイクを狙う方法
1. 三角形の上辺・下辺をチャートに引く
2. どちらかの辺を終値で明確にブレイクするのを待つ
3. ブレイクした方向にエントリー
4. 反対側の辺を損切りラインに設定する

このように損切りラインをあらかじめ決めておくのが非常に重要です。

注意点:ダマシに気をつけよう

チャートパターンは万能ではありません。「ダマシ」と呼ばれる、一瞬ブレイクしたように見えてすぐ戻ってしまう動きが起きることがあります。

ダマシを避けるコツとして以下を意識してください:
終値ベースでブレイクを確認する(ヒゲでのブレイクは無視)
出来高を合わせて確認する(出来高が増加しているブレイクは信頼性が高い)
複数の時間足で確認する(日足だけでなく週足も見る)
他のテクニカル指標と組み合わせる(RSIやMACDなど)

チャートパターンはあくまで「確率の高い方向性を示すヒント」。資金管理と損切りの徹底がセットで初めて機能するものだと覚えておきましょう。

【成功事例】三角保ち合いブレイクでトヨタ株を攻略!

2023年の春ごろ、トヨタ自動車(7203)のチャートを眺めていた僕は、日足チャートに明確な三角保ち合いの形成を発見しました。

当時のトヨタ株は1,800円台(株式分割前換算)あたりをウロウロしており、高値が少しずつ切り下がり、安値も少しずつ切り上がる典型的な三角収束の形。「これはそろそろブレイクが来るな」と感じながら、毎日チャートを観察していました。

エントリーの詳細
– 銘柄:トヨタ自動車(7203)
– 時期:2023年4月中旬
– 取得単価:1,850円(分割前換算)
– 取得株数:100株
– 投資金額:185,000円

三角形の上辺を終値で明確に上抜けた日の翌朝、迷わず成行注文を入れました。出来高も増加していたので「これは本物のブレイクだ!」とワクワクしながら約定を確認したのを今でも覚えています。

その後、トヨタ株は円安・半導体需要の回復・好決算を追い風に上昇トレンドを形成。約2ヶ月後の2023年6月に2,100円付近で利確しました。

結果
– 売却単価:2,100円
– 損益:+250円 × 100株 = +25,000円(税引前)

チャートパターン通りに動いてくれたときの爽快感は格別です!「勉強してきたことが実を結んだ」という達成感で、思わずガッツポーズしてしまいました(笑)。

もちろん、エントリー時に1,750円を損切りラインとして設定していたのが精神的な余裕を生みました。リスクをあらかじめ把握していたからこそ、冷静にチャートを見続けられたんだと思います。

記事内画像2

【失敗事例】ダブルトップを見落としてソフトバンクG株で大損…

正直に話します。投資を始めて数年目、まだチャートパターンを「なんとなく知っている」程度だった僕は、ソフトバンクグループ(9984)で痛い失敗をやらかしました。

エントリーの詳細
– 銘柄:ソフトバンクグループ(9984)
– 時期:2021年2月
– 取得単価:10,200円
– 取得株数:50株
– 投資金額:510,000円

当時のソフトバンクGは好材料が続いていて「まだまだ上がる!」という雰囲気が市場に漂っていました。僕もその雰囲気に乗せられてエントリー。でも実はその時、日足チャートにはダブルトップの完成間近というサインが出ていたんです。

2度目の高値(約10,700円付近)をつけた後、株価はじわじわと下落。ネックラインを割り込んでも「きっと反発する」「ファンダメンタルズは悪くない」と自分に言い聞かせて損切りを先延ばしにしてしまいました。これが最大の失敗でした。

その後、株価はズルズルと下落を続け、約2ヶ月後に損切りを余儀なくされました。

結果
– 売却単価:8,400円
– 損益:▲1,800円 × 50株 = ▲90,000円(税引前)

90,000円の損失は本当に堪えました。夜も少し眠れなかったほどです…。でもこの経験から学んだことは大きかった。

この失敗から得た教訓
1. チャートパターンのサインは感情より優先する
2. 「まだ戻るかも」という根拠のない期待は禁物
3. ネックラインを割ったら機械的に損切りする

ダブルトップというパターンをしっかり理解していれば、ネックライン割れの時点で損切りでき、損失を半分以下に抑えられていたはずです。チャートパターンは「知っているだけ」では意味がなく、実際の取引に活かしてナンボなんだと痛感しました。

今では損切りルールを必ずエントリー前に決めることを徹底しています。あなたにはこんな経験をしてほしくないので、ぜひ今日学んだパターンを実践に活かしてください!